若い投資家にお勧めな投資法とは
若い投資家ほど短期売買に陥りがち
若い投資家ほど株価の乱高下が激しい銘柄で短期的に売買を繰り返しがちです。
若い人ほど資産運用に回せる資金が少なく、ギャンブルに近い短期投資をして、一気に元手を増やしたいからです。元手がなければ微々たる配当金などもらっても話にならないと考えているからでしょう。
たしかに、配当利回り3%の銘柄に投資していたとしても、元手が1億あれば300万ですが、100万では3万です、これは、大きな差ですね。
しかし、私の周りにはお金が溜まれば(金持ちになれば)配当投資にシフトする気でいる人も少なくないです。
つまりそれは、この方法がリターンの期待値が少なからず安定的にプラスであることを感覚的には知っているからです。
短期売買は結果的に儲かるのか
株式投資の本質は事業のオーナーになるということです。
たとえばこれが、農場に投資した場合、普通の人はその農場からどれくらいの生産が見込めるかどうかに注目するものです。農場の土地価格など、買うときに調べはすれど、その上下に一喜一憂などしないでしょう。
短期投資というのは、農場の周りの天気やライバル農家の情報を日々日々土地価格に織り込んで売買をする行為に等しいわけですね。
この短期売買においては他の投資家を出し抜くことで利益を得るので、少なくとも期待値がプラスであるようには思いませんね。
つまり、お金がない若者が短期投資をしたところで一発当てるなどとても低い確率で、多くの人は結果的に損をして、「コツコツ貯めたほうが良かった」となりがちです。
これからもわかるように、配当狙いの長期投資は元手が少ない人にとって、旨味は少ないかもしれませんが、決して金持ちのための投資ではなく、誰にとっても王道の投資であると思います。
この王道を外した奇策を狙うより、この王道をより効果的にする(元本を増やす)方に心血を注ぐほうが大事だと思います。
配られたカードを嘆き、一発逆転のロイヤルストレートフラッシュを狙うより。
配られたカードの中で勝ち筋を見出し、ツーペアを狙う戦い方の方が長い目で見たら勝てるものです。
それでは